急な怪我や骨折で三角巾が必要になったとき、どこに売ってるのか分からず焦ってしまうことってありますよね。
私も以前、家族が腕を痛めたときに「あれ、そういえば三角巾ってどこの売り場にあるんだっけ？」と慌てて検索した経験があります。コンビニや100均のダイソーやセリアにあるのか、それともウエルシアのようなドラッグストアに行くべきなのか、意外とパッと出てこないものです。特に深夜や早朝だとお店が開いているかも気になりますし、値段や子供用サイズの有無も知っておきたいポイントではないでしょうか。
もし手に入らない場合はレジ袋やストッキング、タオルなどで代用する方法や作り方を知っておくと安心です。
また、最近では通販で買えるアームスリングという便利なアイテムもあります。この記事では、いざという時に役立つ販売店情報や売り場、緊急時の代用テクニックについて、私の経験も交えながら詳しくお話ししていきます。
- ドラッグストアや100均など三角巾が確実に買える場所と売り場の特徴
- 深夜や早朝に店舗が開いていない時のレジ袋を使った緊急代用テクニック
- 病院内の売店で購入する場合のメリットや一般店舗との価格の違い
- 長期の療養生活を快適にする高機能なアームスリングの選び方と活用法
骨折時の三角巾はどこに売ってる？販売店を調査
家族や自分が骨折してしまった時、まず必要になるのが患部を固定するための三角巾です。
しかし、普段から常備している家庭は少ないですし、いざ買おうと思っても「どのお店に行けば確実なのか」が分からずに無駄足を踏んでしまうのは避けたいですよね。
ここでは、実店舗を中心に、ドラッグストア、コンビニ、100円ショップ、そして病院売店など、それぞれの取り扱い状況や特徴を徹底的に深掘りしていきます。
ドラッグストアの売り場と値段を解説
結論から言うと、一般の私たちが最も確実に三角巾を入手できるのはドラッグストアです。地域の中核となるようなある程度の規模がある店舗であれば、高い確率で在庫を持っています。
まず気になる「売り場」ですが、多くのドラッグストアでは「衛生用品」や「救急用品」のコーナーに置かれています。具体的には、ガーゼ、包帯、サージカルテープ、脱脂綿などが並んでいる棚を探してみてください。絆創膏のコーナーの近くだったり、あるいは湿布薬コーナーの端に置かれていたりすることもあります。パッケージは白い袋に入っていることが多く、あまり目立たないので、見つからない場合はすぐに店員さんに聞くのが早いです。
次に「値段」についてですが、一般的には400円から600円程度が相場です。素材は木綿（コットン）製のものが主流で、サイズは一種類（フリーサイズ）であることがほとんどです。これを折りたたんだり結んだりして、大人から子供まで調整して使います。
知っておきたいポイント ドラッグストアで売られている三角巾は、基本的に「ただの白い布」です。結び目を自分で作って長さを調整する必要があるため、片手が使えない負傷者本人が一人で装着するのは少し難しいかもしれません。誰かに手伝ってもらうか、後述するアームスリングの購入も検討してみてください。
ただし、最近の都市型店舗（駅ナカの小さな薬局など）では、売り場面積の都合上、回転率の良い商品しか置いていないことがあります。そのため、三角巾のような「めったに売れない商品」はカットされている可能性もゼロではありません。確実に入手したい場合は、住宅街にある大型のドラッグストアや、調剤薬局が併設されている店舗を狙うのがおすすめです。
ウエルシアやマツキヨ等の薬局にあるか
具体的なチェーン店でいうと、ウエルシア薬局、マツモトキヨシ、スギ薬局、ツルハドラッグといった大手ドラッグストアであれば、取り扱っている可能性は極めて高いです。私自身、近所のウエルシアで確認したところ、プライベートブランド（PB）の商品として三角巾が販売されていました。
例えば、ウエルシアの「くらしWelcia」シリーズなどでは、1枚入りで約400円前後という価格設定で見かけることがあります。大手チェーンの強みは、こうしたPB商品を持っていることで、品質が安定している上に価格も手頃な点ですね。
| チェーン名 | 取り扱い確率 | 特徴 |
|---|---|---|
| ウエルシア薬局 | 高 | PB商品展開あり。深夜営業店舗も多く頼りになる。 |
| マツモトキヨシ | 高 | 駅前店よりも郊外型店舗の方が在庫確率は高い傾向。 |
| スギ薬局 | 高 | 調剤併設店が多く、医療用品のラインナップが豊富。 |
| ココカラファイン | 中〜高 | 店舗規模による。ヘルスケア重視の店舗ならある。 |
ただし、同じチェーン店でも店舗の規模によって品揃えは異なります。「マツキヨなら絶対ある」と思い込んで小さな店舗に行くと無いこともあるので、移動が大変な骨折時は、事前に電話で在庫確認をするのが最も賢い方法です。「骨折してしまって急いでいるのですが、三角巾の在庫はありますか？」と聞けば、店員さんも親切に対応してくれるはずです。
コンビニには売ってない？緊急時の対応
夜中に怪我をした場合、「とりあえず近くのコンビニに行けばなんとかなるかも」と思いますよね。しかし残念ながら、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどの一般的なコンビニエンスストアでは、三角巾は売っていないと考えた方が良いです。
コンビニは「売れ筋の商品」を厳選して置いているため、三角巾のような緊急時にしか需要がない商品は、棚のスペースを奪うだけの存在になってしまうからです。絆創膏や消毒液、マスク、簡易的な包帯くらいなら置いていることもありますが、腕を吊るためのしっかりとした三角巾を常備しているコンビニは、病院内の店舗を除いてほぼ皆無です。
注意点 一部の店舗で「救急セット」のような商品が売られていて、その中に小さな三角巾が含まれている可能性はゼロではありません。しかし、そのために数千円のセットを買うのは現実的ではありませんし、サイズも小さいことが多いです。
「じゃあ夜中に怪我したらどうすればいいの？」という話になりますが、その場合は無理にコンビニで探そうとせず、後ほど紹介する「レジ袋」や「ストッキング」を使った代用策で一晩を凌ぎ、翌朝ドラッグストアや病院へ行くのが正解です。
意外な豆知識：AEDボックスの中にある？ 実は、販売品ではありませんが、公共施設や一部のコンビニに設置されている「AED（自動体外式除細動器）」のボックス内に、三角巾（または代用布）が入っていることがあります。これは救命処置の際に傷病者のプライバシーを守ったり、止血に使ったりするためのものです。もちろん勝手に持ち出すことはできませんが、「世の中のどこに三角巾が存在しているか」という視点では知っておいて損はない情報ですね。
100均のダイソーやセリアにあるか
「数日使うだけだし、安く済ませたい」と考えて、100円ショップに向かう方も多いでしょう。ダイソー、セリア、キャンドゥなどの100均ですが、ここでの状況は「三角巾そのものはあまり売っていないが、代用品は豊富にある」というのが実情です。
かつては衛生用品コーナーに三角巾が置いてあることもありましたが、最近では見かける頻度が減っています。店舗によっては「給食当番用の三角巾（頭に巻くもの）」が布製品コーナーにあるかもしれませんが、サイズが小さすぎて成人の腕を吊るには適さないケースが多いです。
ですので、100均に行くなら「医療用三角巾」を探すのではなく、以下のアイテムを代用品として探すのがおすすめです。
- 大判のバンダナやスカーフ：50cm×50cm程度では小さいです。最低でも一辺が90cm〜100cmくらいある大判のものが必要です。
- 風呂敷：これが一番代用として優秀です。サイズが大きく、結びやすい素材のものが多いです。和柄コーナーを探してみてください。
- 手ぬぐい：2枚を結び合わせて長さを確保すれば使えます。
また、ネット上の情報で「100均にアームスリング（腕吊り専用サポーター）が売っている」という噂を見かけることがありますが、私のリサーチでは実店舗での発見報告は非常に限定的です。あったとしても子供用サイズだったり、簡易的な作りだったりするので、過度な期待は禁物です。
医療用なら病院内の売店が安くて確実
もし、あなたがすでに病院で診察を受けた後だったり、近くに総合病院があったりする場合は、病院内の売店（キオスク）やコンビニを利用するのがベストな選択肢です。
病院の売店は、当然ながら患者さんのニーズに特化しています。そのため、ここには一般のドラッグストアよりも品揃えが良く、かつプロ仕様の医療用三角巾が確実に置いてあります。しかも、驚くべきことに価格が安い場合が多いのです。
例えば、私が調べたある病院の売店では、簡易包装の三角巾が1枚200円〜300円程度で販売されていました。ドラッグストアの半額近い値段です。これは、華美なパッケージを省いた業務用品質のものだからですね。品質も病院で使われているものと同じですから、綿100%で肌触りも良く、丈夫です。
「診察を受けていないけど、売店だけ利用してもいいの？」と不安になるかもしれませんが、基本的には誰でも利用可能なエリアにある売店なら問題ありません。ただし、現在は感染症対策で面会制限や入館制限がかかっている病院も多いです。入り口で守衛さんに「売店で三角巾を買いたいのですが」と確認する必要がある点は覚えておいてください。
病院売店を利用するメリット
- 価格が市場最安値クラス（200円〜300円程度の場合も）
- 医療現場スペックの確かな品質
- T字帯や腹帯など、他の専門用品も揃う
骨折の三角巾がどこに売ってるか不明な時の対処法
深夜の怪我や、近くにお店がない場所でのトラブル、あるいは災害時など、「とにかく今すぐ固定したいのに売っている場所がない！」という状況は十分に考えられます。そんな時に役立つのが、身近な日用品を使ったサバイバル術（代用テクニック）です。
見た目は少し不格好かもしれませんが、患部を固定して痛みを和らげるという目的は十分に果たせます。
レジ袋で腕吊りを作る簡単な代用方法
最も手軽で、かつ機能的な代用品が「スーパーのレジ袋（ビニール袋）」です。これは警視庁の災害対策課なども推奨している方法で、水や汚れに強く、汚れたらすぐに捨てられる衛生面でのメリットもあります。
作り方は非常にシンプルです。ハサミがあればベストですが、手で裂くことも可能です。
レジ袋アームスリングの作り方
- 大きめのレジ袋（Lサイズ推奨）を用意します。
- 袋の側面（マチの部分）を、持ち手の根元から袋の底に向かってハサミで切り開きます。この時、持ち手（ハンドル部分）は切らないように注意してください。
- もう片方の側面も同様に切り開きます。すると、持ち手が繋がった状態で袋が開きます。
- 袋の底の部分に、怪我をした肘を乗せます。
- 輪っか状になっている持ち手の部分を首にかけます。
- 首の後ろで長さを調整すれば完成です。
この方法の優れた点は、袋の中に手首から肘までがすっぽり収まるため、冬場などは保温効果も期待できることです。見た目は完全に「レジ袋」ですが、背に腹は代えられません。緊急時には迷わずこの方法を試してください。
ストッキングやタオルも代用に使える
レジ袋以外にも、家庭にあるもので代用が可能です。女性であればストッキングやタイツ、男性であればネクタイやベルト、そしてどこの家庭にもあるバスタオルなどが使えます。
ストッキング・タイツの場合： 伸縮性があるので、腕の重みを優しく支えてくれます。脚の部分を利用して輪を作り、首から下げて手首を通すだけで簡易的なスリングになります。ただし、素材が細いため、長時間使用していると首に食い込んで痛くなるのが欠点です。首に当たる部分にハンカチやタオルを挟んでクッションにすると楽になります。
バスタオルの場合： 大きなバスタオルや風呂敷があれば、正式な三角巾と同じ使い方ができます。正方形の布を対角線で折って三角形を作り、直角の部分を肘に当て、残りの両端を首の後ろで結びます。布に厚みがあるので安定感は抜群ですが、結び目が大きくなりすぎて首の後ろがゴロゴロするのが難点かもしれません。
注意点 どの代用品を使う場合でも、「首への負担」と「うっ血」には注意が必要です。首だけで腕の重さを支えるのは想像以上に疲れますし、手首を強く締め付けすぎると血流が悪くなってしまいます。指先の色が変わっていないか、定期的にチェックしてください。
通販で買えるアームスリングが快適
さて、ここまでは緊急時の対応についてお話ししましたが、もし骨折の治療が数週間から1ヶ月以上に及ぶ場合、白い布の三角巾を使い続けるのは正直言ってストレスが溜まります。
- 「白い布がいかにも怪我人っぽくて目立つ」
- 「首に食い込んで痛い」
- 「結び目が解けたり、緩んだりして面倒」
- 「夏場だと蒸れて暑い」
こうした悩みを解決してくれるのが、Amazonや楽天市場などの通販サイトで購入できる「アームスリング（アームホルダー）」です。
アームスリングは、最初から袋状になっていて腕を入れるだけで良く、長さ調整もストラップで簡単にできます。多くは黒色のメッシュ素材で作られており、通気性が良く、見た目もスタイリッシュです。何より、肩パッドが付いている製品を選べば、首や肩への負担が劇的に軽減されます。
価格は1,000円〜2,500円程度と、布の三角巾よりは高いですが、毎日の快適さを買えると思えば決して高い投資ではありません。私も以前、知人に勧めたところ「これのおかげで外出が億劫じゃなくなった」と大変感謝されました。注文して翌日には届くことが多いので、受傷直後はドラッグストアの三角巾や代用品で凌ぎ、すぐにネットで注文して切り替えるのが、最も賢い「QOL（生活の質）向上策」だと思います。
子供用サイズの調整や選び方
お子さんが骨折してしまった場合、大人用の三角巾では大きすぎてうまく固定できないことがあります。ドラッグストアで売っているのはフリーサイズが多いため、そのまま使うと腕がすっぽ抜けてしまうんですよね。
布の三角巾を使う場合は、以下の手順でサイズダウンさせます。
- 三角巾の底辺（一番長い辺）を、子供の腕の長さに合わせて一度折り返します。
- 折り返した状態で、通常通り首の後ろで結びます。
- 余った布の端は、安全ピンやサージカルテープで留めて邪魔にならないようにします。
しかし、子供は動き回るので、布だとすぐにズレてしまいます。ここでもやはり、子供用サイズのアームスリングをネットで購入するのがおすすめです。「キッズ用 アームスリング」などで検索すると、小さなサイズで、かつ可愛い柄が入ったものや、カラフルなものが見つかります。これならお子さんも嫌がらずに着けてくれるかもしれません。
また、学校に通う場合、自分で着脱できるかどうかも重要です。バックル式のスリングなら、子供でも練習すれば片手で外したり着けたりができるようになります。体育の着替えやトイレの時など、自分一人で対処できることは子供の自信にも繋がります。
まとめ：骨折の三角巾はどこに売ってるか
突然の怪我に見舞われると冷静さを失いがちですが、三角巾を入手するルートは意外と明確です。最後に、この記事の要点をまとめておきましょう。
- まずはドラッグストアへ：ウエルシアやマツキヨなど、大きめの店舗なら衛生用品売り場に400円〜600円程度で売っています。
- コンビニにはない：基本的に売っていません。緊急時はレジ袋などで代用し、翌朝を待ちましょう。
- 100均は代用品探し：医療用三角巾は稀です。大判の風呂敷やバンダナを探す視点で利用しましょう。
- 病院売店は穴場：診察ついでなら、高品質で安価な（200円〜）医療用三角巾が手に入ります。
- 長期戦ならネット通販：黒色のメッシュアームスリングに変えるだけで、生活の快適度が段違いに上がります。
「たかが布一枚」と思うかもしれませんが、骨折という不自由な期間を支える大切な相棒です。緊急時は手近なもので凌ぎつつ、少し落ち着いたら、自分や家族にとって一番ストレスの少ない固定方法を選んでみてくださいね。一日も早い回復をお祈りしています。