
YouTubeやTikTokを開くと、もっちもちの太い麺を美味しそうにすする動画が流れてきて、無性に食べたくなったことはありませんか。
SNSで話題のブンモジャですが、いざ食べてみたいと思ってブンモジャがどこに売ってるのか探してみても、近所のスーパーには全然置いていなくてガッカリした経験がある方も多いはずです。
カルディやドンキなら売ってる可能性が高いのか、それとも最初から通販に頼るべきなのか、売り場情報が気になりますよね。
私も最初はそうでしたが、何でできてるのか原材料もよく知らないまま探し回り、カロリーや味についても「太りそうだな」とか「無味なのかな」と不安を感じていました。
それに、せっかく手に入れても茹で時間や戻し方を間違えてドロドロに溶ける失敗をしてしまったら、あの独特の食感を楽しめず台無しになってしまいます。
この記事では、私が実際にリサーチした購入先や、失敗しないための調理のコツを詳しくご紹介します。
- カルディやドンキホーテなどの実店舗と通販サイトでの入手難易度の違い
- ブンモジャの独特な食感を生み出す原材料とカロリーなどの栄養情報
- 乾燥タイプと冷凍タイプの使い分けやそれぞれのメリットとデメリット
- モチモチ食感を最大限に引き出し失敗を防ぐための正しい茹で方と手順
ブンモジャはどこに売ってる?実店舗と通販
あのASMR動画で見るような、透き通った太い麺を自分の家でも食べてみたい。そう思っていざ行動に移そうとしても、ブンモジャは日本の一般的なスーパーマーケットでは、まだほとんど見かけないのが現状です。
これはブンモジャが「どこにでも売っている定番食材」ではなく、特定のルートでのみ流通しているニッチな輸入食材だからなんですね。
ここでは、私が実際に足を運んだりリサーチしたりして分かった、具体的な販売店情報と、それぞれの場所で買う際のポイントについて詳しく解説していきますね。
カルディでの目撃情報と売り場の確認
輸入食品とコーヒーでおなじみのカルディコーヒーファームは、私たちのような「ちょっと珍しい海外の食材」を探している人にとっての聖地のような場所ですよね。ブンモジャに関しても、カルディは実店舗の中で最も遭遇率が高いお店の一つと言えます。
カルディで主に取り扱われているのは、常温保存ができる「乾燥タイプ」や「半生タイプ」の商品が多い傾向にあります。これらは日持ちがするため、お店側としても在庫リスクが低く、私たち消費者にとってもストックしやすいというメリットがありますね。ただ、私がいくつかの店舗を回ってみた感覚や、SNSでの購入報告を見ていると、全店舗に常温でいつでも山積みになっているわけではなさそうです。
ブンモジャは、店舗によって配置場所が異なりますが、多くの場合は「韓国食材コーナー」のトッポギや韓国ラーメンの近く、あるいは「アジア麺コーナー」に置かれていることが多いです。冷凍ショーケースではなく、常温の棚をまずは探してみてください。
注意点としては、カルディは商品の入れ替えサイクルが非常に早いことです。「前回行ったときはあったのに、今日は影も形もない」なんてことが日常茶飯事です。もし見つけたら、その場でカゴに入れることを強くおすすめします。
ドンキや業務スーパーに取り扱いはある?
「激安の殿堂」ドン・キホーテや、大容量でおなじみの業務スーパーも、ブンモジャを探す際に候補に挙がる有力なスポットです。
まずドン・キホーテですが、ここは店舗の規模や立地によって品揃えが大きく異なります。特に、新大久保などのコリアンタウンに近い店舗や、輸入食品コーナーを拡張している大型店舗(MEGAドン・キホーテなど)では、韓国食材の輸入商社である「アッシ」などのブランドの商品が置かれている可能性があります。ドンキ特有の「圧縮陳列」の中から見つけ出すのは宝探しのようですが、韓国の袋麺やトッポギが並んでいるエリアを重点的にチェックしてみてください。
一方、業務スーパーについてはどうでしょうか。業務スーパーは冷凍食品が充実しており、「冷凍トッポギ」などは定番商品として置いてあります。しかし、現時点での調査では、「ブンモジャ」そのものが全店舗で定番化しているとは言い難い状況です。類似の太い春雨や、トッポギ餅は見つかるかもしれませんが、あの独特の形をしたブンモジャを確実に手に入れるには、少し運が必要かもしれませんね。
新大久保などの販売店で購入する方法
もしあなたが首都圏や関西圏にお住まいで、「送料をかけずに、かつ確実に手に入れたい」と考えているなら、コリアンタウンへ行くのが最も確実な近道です。東京なら新大久保、大阪なら鶴橋ですね。
例えば、新大久保にある「ソウル市場」や「イエスマート(Yes Mart)」といった韓国系のスーパーマーケットに行けば、ほぼ間違いなくブンモジャに出会えます。ここでの最大のメリットは、品揃えの豊富さです。常温の乾燥タイプだけでなく、本場の食感に近い「冷凍タイプ」や「冷蔵タイプ」など、複数の選択肢から選ぶことができます。
また、こうした専門店では、ブンモジャに合うソースや、一緒に煮込むと美味しい韓国おでんなども一緒に購入できるため、一度で食材をコンプリートできるのも嬉しいポイントです。店員さんに美味しい食べ方を直接聞けるのも、実店舗ならではの楽しみ方ですよね。
確実に買うならAmazonや楽天の通販
近所にカルディもドンキもない、あるいは探し回る時間がもったいないという方には、やはりAmazonや楽天市場などの大手通販サイトが便利です。これらのサイトを利用する最大のメリットは、「日本国内発送」の商品を選びやすいという点にあります。
Amazonや楽天に出店しているショップの多くは、すでに日本国内に在庫を持っています。そのため、注文してから1〜2日で届くことが多く、「週末に食べたい」といった急なニーズにも対応してくれます。
特に楽天市場では、「冷凍便(クール便)」での配送に対応している店舗が多く、鮮度や食感を重視した冷凍ブンモジャを購入するのに適しています。ただし、冷凍便は通常の送料よりも高くなる傾向があります。「送料無料ライン」まで、他の韓国食材とまとめ買いをするなどの工夫が必要になるかもしれませんね。
Qoo10で人気のブンモジャを探す
若年層を中心に、ブンモジャ購入のメインストリームとなっているのが「Qoo10(キューテン)」です。ここは韓国コスメやファッションだけでなく、韓国食品の取り扱いも非常に豊富です。
Qoo10で「ブンモジャ」と検索すると、80件以上のヒットがあり、海底撈(ハイディラオ)のような有名火鍋ブランドの商品や、本場のニッチなメーカーのものまで幅広く見つかります。特に年に数回開催される「メガ割」の時期には、驚くような価格で販売されることもあるため、このタイミングを狙って箱買いするユーザーも多いようです。
Qoo10の商品は、韓国からの「海外直送」であるケースが少なくありません。その場合、注文から到着までに1週間〜2週間程度かかることがあります。「来週のパーティーで使いたい」というような期限がある場合は、発送元が国内か海外かを必ずチェックするようにしましょう。
ブンモジャがどこに売ってるか探す際の注意点
さて、購入場所の目星がついたところで、次は「商品の選び方」と「調理の知識」について深掘りしていきましょう。ブンモジャは、ただ買ってきて茹でれば美味しくなるという単純な食材ではありません。素材の特性を理解していないと、「思っていた食感と違う」「鍋の中で溶けて消えてしまった」という悲しい結末を迎えることになります。ここでは、購入前に知っておくべき商品の特徴や、失敗しないための具体的なテクニックをお話しします。
ブンモジャは何でできてるか原材料を解説
あの透明感があって、噛むと押し返してくるような強い弾力。一体、ブンモジャは何でできてるのでしょうか?トッポギのように米粉でできていると思っている方も多いようですが、実は全く違います。
ブンモジャの主な原材料は、「ジャガイモデンプン(馬鈴薯澱粉)」と「コーンスターチ(トウモロコシ澱粉)」です。
ジャガイモデンプンは、加熱して糊化(こか)すると非常に高い透明度と粘り気を出します。これがブンモジャ特有のクリスタルな見た目と、モチモチとした食感の正体です。一方、コーンスターチは保形性を高める役割を持っています。もしジャガイモデンプンだけで作ってしまうと、煮込んだ時にドロドロに溶けやすくなってしまいますが、コーンスターチを適切な比率で配合することで、煮込み料理にも耐えられる「コシ」を生み出しているのです。この絶妙な配合バランスこそが、家庭で片栗粉を使って再現しようとしてもなかなか上手くいかない理由なんですね。
カロリーは高い?トッポギとの比較
「あんなにモチモチしているんだから、カロリーも高そう…」と心配になりますよね。特にダイエット中の方にとっては、購入を躊躇する大きな要因になるかと思います。しかし、意外なことにブンモジャは、競合する他の食材と比べると、比較的カロリーが抑えられている「ボリューム食材」と言えるんです。
以下の表で、ブンモジャとよく比較される「トッポギ(韓国餅)」や「中国春雨(タンミョン)」の100gあたりのデータを比較してみました。
| 比較項目 | ブンモジャ | トッポギ | 中国春雨 |
|---|---|---|---|
| カロリー (100g) | 約150 kcal | 約220 kcal | 約350 kcal |
| 主原料 | ジャガイモ澱粉 コーンスターチ | うるち米粉 | 緑豆澱粉 ジャガイモ澱粉 |
| 特徴 | 水分が多く低カロリー 食物繊維が豊富 | 米由来で糖質密度が高い 腹持ちが良い | 乾燥状態でカロリーが高い 吸油率が高い |
いかがでしょうか。中国春雨は乾燥状態のカロリーが非常に高く、スープの油を吸い込みやすいため、最終的な摂取カロリーが高くなりがちです。トッポギもお米が原料なので、ご飯を食べているのと変わらない糖質量になります。
対してブンモジャは、生麺や冷凍麺の状態であれば水分を多く含んでいるため、重量あたりのカロリーは150kcal前後と、おにぎり1個分よりも低い場合が多いのです。さらに、食物繊維も比較的多く含まれているため、罪悪感少なめで満腹感を得たい時の強い味方になってくれるんですよ。
どんな味がする?食感の特徴と魅力
初めて食べる方が一番気になるのが「味」ですよね。「どんな味がするの?」という質問への答えは、正直に申し上げますと「ほぼ無味」です。
「えっ、味がないの?」とがっかりしないでください。実はこの「無味であること」こそが、ブンモジャ最大の武器なんです。素材自体にクセや香りがないため、どんなソースとも喧嘩せず、純粋に「食感を楽しむための媒体(テクスチャー)」として機能します。
例えば、強烈なスパイスが効いた麻辣湯(マーラータン)に入れれば、その刺激的なスープを表面に纏い、ツルツルとした喉越しと共に辛さを運んでくれます。また、最近流行りのロゼ(トマトクリーム)ソースやカルボナーラソースに入れれば、デンプンが溶け出してソースにとろみがつき、まるで極太の生パスタやニョッキのような濃厚な味わいに変化します。ソースの味を邪魔せず、ひたすら「モチモチ、プルプル」という快楽的な食感を提供してくれる、それがブンモジャの魅力なんです。
失敗しない茹で時間と冷水での戻し方
ここからは、実際に食べる時の超重要なポイントをお伝えします。ブンモジャを美味しく食べられるか、それとも不味くしてしまうかの分かれ道は、すべて「茹で方」にかかっています。
標準的な茹で時間は、商品にもよりますが**「5分〜6分」**が目安です。しかし、ただ茹でればいいというわけではありません。最も重要なのは、茹で上がった直後の工程です。
茹で上がったら、ザルにあけてすぐに氷水か冷水でしっかりと洗ってください。うどんや蕎麦を締めるのと同じ要領です。
加熱されたデンプンは膨張して柔らかくなっていますが、ここで急激に冷やすことで、キュッと引き締まり、あの独特の「強いコシ」と「弾力」が生まれます。この工程をサボると、表面がヌルヌルとして締まりのない食感になってしまいます。「熱々の鍋に入れたいんだけど?」という場合でも、一度冷水で締めてから、最後に鍋に入れることを強くおすすめします。
溶ける失敗を防ぐための調理のコツ
ブンモジャ調理での最大の失敗例、それは「鍋の中で溶けて消えてしまった」という悲劇です。検索キーワードでも「ブンモジャ 溶ける」と調べている方がたくさんいます。
これは、デンプンの「過剰糊化(かじょうこか)」が原因です。ジャガイモデンプンは熱に弱く、長時間煮込むと構造が崩壊して溶け出してしまいます。カレーにお肉や野菜を入れて何時間も煮込むような感覚で、最初から鍋にブンモジャを入れてはいけません。
溶けるのを防ぐコツは以下の2点です。
- 別茹でする: スープの中で直接戻さず、別のお湯で茹でて冷水で締めておく。
- 最後に入れる: 鍋や煮込み料理の仕上げの段階で投入し、温める程度で食べる。
また、中心部が白く残っている場合は茹で不足で、粉っぽい食感になってしまいます。透明感が出るまでしっかり茹でつつ、茹で過ぎて溶けないようにタイマーで管理する。少し手間に感じるかもしれませんが、この一手間が極上の食感へのパスポートだと思って、ぜひ実践してみてくださいね。
ブンモジャがどこに売ってるか情報のまとめ
今回は、SNSで話題のブンモジャがどこに売ってるのか、その販売店情報から、美味しく食べるための詳細なガイドまでをお伝えしてきました。
ブンモジャは、まだ日本のどのスーパーでも手軽に買えるものではありません。今日すぐに食べたいなら、お近くの「カルディ」や「コリアンタウン」を探すのが近道です。もし、確実に入手したい、あるいはまとめ買いをしてストックしておきたいなら、Qoo10や楽天などの「通販サイト」を利用するのが賢い選択です。特に冷凍タイプを選べば、本場に近い食感を自宅でいつでも楽しむことができます。
そして忘れてはいけないのが、調理の際の「冷水での締め」です。この工程さえ守れば、カロリーも意外と低いこの食材を、麻辣湯やクリーム煮など様々なアレンジで楽しむことができます。ぜひ、あなたもこのモチモチ・プルプルの新食感を体験してみてください。一度食べたら、きっとその食感の虜になってしまうはずですよ。