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フラワーワイヤーどこに売ってる?100均や代用リスクも徹底解説

フラワーアレンジメントや工作を始めようと思ったとき、意外とつまずくのが材料集めなんですよね。

特にフラワーワイヤーがどこに売ってるのかわからなくて、ホームセンターの園芸コーナーやダイソーやセリアといった100均、あるいはカインズなどをあちこち探し回った経験はありませんか。

実は私もその一人で、売り場に行っても種類や番手が多すぎて、どれを選べばいいのか途方に暮れたことがあります。

地巻ワイヤーと裸ワイヤーの違いや、ビニタイで代用できるのかといった疑問も尽きないですよね。

そこで今回は、楽天などの通販を含めた購入場所の正解と、失敗しない選び方を私の経験を交えて詳しくまとめました。

  • 用途に合わせたフラワーワイヤーの正しい太さと種類の選び方
  • ダイソーやセリアなどの100均で買えるワイヤーの実力と限界
  • ユザワヤやホームセンターなど店舗ごとの品揃えと売り場の特徴
  • 園芸用ビニタイなどを代用品として使う際のリスクと注意点

フラワーワイヤーはどこに売ってる?選び方と主要店

何か新しい作品を作ろうと思い立った時、まず最初にぶつかる壁が「材料がどこで手に入るのか」という問題ですよね。特にフラワーワイヤーのような専門的な資材は、コンビニに行けばあるというものでもありません。

近所の100均で済ませていいのか、それとも電車に乗って手芸専門店まで行くべきなのか。その判断基準は、実は「何を作るか」によって大きく変わってきます。ここでは、まずワイヤー選びの基礎知識を押さえた上で、身近な店舗の特徴を見ていきましょう。

フラワーワイヤーの種類と番手の基準

フラワーワイヤーを買いに行くと、まずその種類の多さに圧倒されること間違いなしです。「#24」とか「#28」といった謎の数字が書いてあったり、緑色の紙が巻いてあるものもあれば、金属がむき出しのものもあったりします。これ、知らずに買うと後で絶対に後悔することになるんです。

まず、一番重要なのが「番手(ゲージ)」と呼ばれる太さの単位です。

これがちょっとややこしいんですが、数字が大きくなればなるほど、ワイヤーは細くなるという逆転現象が起きています。初心者の頃は「28番の方が数字が大きいから太くて丈夫だろう」なんて思い込んで失敗しがちなんですよね。

私の感覚ですが、ざっくりとした使い分けの目安を表にまとめてみました。

番手 (#) 太さのイメージ 主な用途 初心者おすすめ度
#18〜#20 かなり太い 太い茎の代わり、重い花の支え ★☆☆(加工に力が必要)
#22〜#24 中くらい 一般的なアレンジ、造花の茎 ★★★(汎用性No.1)
#26〜#28 細い プリザーブドフラワー、花弁 ★★☆(繊細な作業向け)
#30 極細 細かいパーツ作り ★☆☆(上級者向け)

初心者がとりあえず一つ買うなら、間違いなく#24か#26あたりがおすすめです。これなら適度な強度がありつつ、手で曲げやすいので扱いやすいんですよ。

 

次に気をつけるべきなのが、「地巻(じまき)ワイヤー」か「裸ワイヤー」かという点です。

地巻ワイヤーと裸ワイヤーの決定的違い

地巻ワイヤー: 紙が巻いてあるタイプ。表面がザラザラしているので、フローラテープ(粘着テープ)がしっかりとくっつきます。アレンジメントには基本的にこっちを使います。

裸ワイヤー: 金属そのままのタイプ。ツルツルしていてテープが滑ります。茎の中に差し込んで補強するなど、隠れる部分に使います。

「とりあえず針金ならなんでもいいや」と思って裸ワイヤーを買ってしまうと、後でテープを巻く作業の時にズルズル滑って発狂しそうになります。これ、本当に気をつけてくださいね。

ダイソーなど100均の取り扱い状況

さて、皆さんが一番気になるであろう「100均」の事情です。結論から言うと、「ちょっとした工作や修理ならダイソーで十分」ですが、本格的な作品作りには厳しい側面があります。

ダイソーでは「アレンジワイヤー」という名称で販売されていることが多いですね。私も実際に購入して試してみたことがありますが、価格は110円(税込)で手に入るのでコスパは最強です。

ただ、仕様をよく見てみると、太さが「0.55mm」の一種類しかないことが多いんです。この0.55mmというのは、フラワーワイヤーの規格で言うとおおよそ#24に相当する太さです。

ダイソーワイヤーの注意点

  • 太さが選べない: #24相当しかないので、繊細なプリザーブドフラワー(#28が必要)などには太すぎて使えません。
  • 色が限定的: 基本的にグリーンのみ。白や茶色が欲しい時には対応できません。
  • 紙の質: プロ用メーカー品に比べると、巻いてある紙が少し剥がれやすかったり、テープの食いつきが甘かったりすることがあります。

それでも、「子供の夏休みの工作でちょっと使いたい」とか、「家にある造花を一輪だけ直したい」といった用途であれば、わざわざ専門店に行くよりもダイソーで済ませるのが賢い選択かなと思います。

セリアで購入できるワイヤーの特徴

同じ100均でも、セリアは少し「手作り」や「ハンドメイド」におしゃれさを求める層をターゲットにしている印象がありますよね。フラワーワイヤーに関しても、ダイソーとは少し違ったラインナップが見られることがあります。

セリアの場合も、基本的にはダイソーと同様に種類は限定的です。ただ、店舗によってはラッピングコーナーや造花コーナーの充実度が高く、よりクラフト向けの短いカットワイヤーなどが置かれているケースを見かけます。

私がリサーチした範囲では、セリアもやはり「本格的な番手(ゲージ)展開」まではしていません。しかし、セリアの強みは「関連商品のデザイン性」にあります。

ワイヤーそのものというよりは、ワイヤーを使った作品を飾るためのベースや、組み合わせる造花のクオリティが高いので、「セリアで材料を揃えて、ワイヤーもついでに買う」というスタイルなら非常に便利です。

ただし、アメリカンフラワー(ディップアート)のような、特定の太さ(#28など)が必須となるような趣味を始める場合は、やはり100均のワイヤーでは限界を感じるはずです。太すぎると液膜が張りにくいですし、仕上がりがゴツくなってしまいますからね。

ユザワヤなど専門店を利用する利点

「失敗したくない」「これから本格的に始めたい」という方は、迷わずユザワヤやABCクラフトといった手芸専門店に行くべきです。これはもう、断言してもいいレベルです。

専門店に行く最大のメリットは、「選択肢の自由度」と「情報の正確さ」にあります。

ユザワヤなどの店舗に行くと、ワイヤーの棚だけで数メートル分くらいのスペースが割かれています。#18から#30まで全ての番手が揃っているのはもちろん、色もグリーンだけでなく、ホワイト、ブラウン、シルバーと豊富です。

専門店で買うべき具体的なシチュエーション

  • ブライダルブーケを作る時: 白い地巻ワイヤー(ホワイトワイヤー)が必須です。緑色のワイヤーでは、淡い色の花から色が透けて見えてしまうことがあります。
  • 枯れ木や秋のアレンジ: ブラウンのワイヤーを使うことで、枝の自然な色合いを表現できます。
  • 大量に使う時: 小束だけでなく、大束(数百本入り)で売っていることもあり、単価で見ると実は100均より安いこともあります。

また、店員さんに「プリザーブドフラワーをやりたいんですけど、どのワイヤーがいいですか?」と聞けば、即座に「それなら#26か#28がいいですよ」と教えてくれる安心感はお金に変えられません。パッケージにも「地巻」「裸」が明確に記載されているので、買い間違いのリスクもほぼゼロです。

店舗での売り場コーナーはどこか

いざお店に行っても、「で、広い店内のどこにあるの?」と迷子になるのは"あるある"ですよね。店舗の業態によって置かれている場所が全然違うので、効率よく探すためのヒントをお伝えします。

100均(ダイソー・セリア)の場合: 基本的には「造花コーナー」「ハンドメイド・手芸コーナー」のどちらかにあります。園芸コーナーにあるのは「ビニールタイ(ねじりっこ)」の可能性が高いので注意が必要です。造花の茎の横や、フローラテープと一緒にフックに掛かっていることが多いですね。

ホームセンターの場合: これが一番難しいんですが、実は2箇所に分かれていることがあります。 一つは「園芸資材コーナー」。ここにあるのは主に植物を支柱に留めるための園芸用ワイヤーです。 もう一つは「クラフト・工作コーナー」。大型店舗だとここに工作用の針金がありますが、フラワー専用の地巻ワイヤーがある確率は五分五分といったところでしょうか。

手芸専門店(ユザワヤ等)の場合: 間違いなく「フラワーアレンジメントコーナー」にあります。ビーズや布のコーナーではなく、造花やオアシス(吸水スポンジ)が置いてある棚の近くを探してみてください。

 

フラワーワイヤーがどこに売ってるかその他の購入先

近くにユザワヤがない、でも100均のワイヤーでは物足りない。あるいは、今日すぐに必要なのに手芸店が閉まっている。そんなシチュエーションもあるかと思います。ここでは、手芸店以外での入手ルートや、どうしても手に入らない時の「代用」という禁断の(?)手について、リスクも含めて解説していきます。

カインズなどホームセンターの在庫

カインズやコーナン、DCMといった大型ホームセンターは、頼れる存在ではありますが、フラワーワイヤーに関しては少し事情が異なります。ホームセンターの主力はあくまで「DIY」と「園芸」だからです。

ホームセンターで見かけるワイヤーの多くは、「園芸用結束線」「ビニタイ」、あるいは「ステンレス線」「銅線」などの金物です。

もちろん、店舗によってはクラフトコーナーが充実していて、地巻ワイヤーを置いている場合もあります。ですが、私の経験上、「フラワーワイヤー」として適切な商品(紙が巻いてあり、適度な番手のもの)が見つかる確率はそこまで高くありません。

逆に、「リース作り」や「大型のディスプレイ」を作る場合はホームセンターが最強です。太くて頑丈なワイヤーや、チキンネット(金網)などが安く手に入るため、土台作りにはもってこいです。「繊細な作業は手芸店、土台などの力仕事はホームセンター」という使い分けが良いかもしれませんね。

園芸用ビニタイは代用になるか

家にあるものでなんとかしたい時、真っ先に思いつくのが「園芸用のビニールタイ(通称:ねじりっこ)」ではないでしょうか。緑色だし、中に針金が入っているし、似たようなものに見えますよね。

結論から言うと、「見えない部分で固定するだけならOK、茎として使うならNG」です。

ビニールタイは、スチール線をPVC(塩化ビニル)などでコーティングしています。そのため、表面がツルツルしていて摩擦がありません。ここにフローラテープを巻こうとしても、驚くほど滑って全く留まらないのです。

 

また、ビニールの被覆が分厚いため、仕上がりがどうしても野暮ったくなります。繊細な花の茎として使うと、そこだけ「異物感」が出てしまうんですね。あくまで「支柱に留める」ためのものだと割り切った方が無難です。

フラワーワイヤーの代用品とリスク

では、その他の代用品はどうでしょうか。クリップを伸ばしたり、DIY用の針金を使ったりする猛者もいるようですが、ここには見落としがちなリスクがあります。

代用品に潜む3つのリスク

  • サビ(錆び)の問題: 一般的な鉄製の針金は、水分に触れるとすぐに錆びます。生花に使うと、植物の導管を詰まらせたり、花瓶の水を汚したりして、花が長持ちしません。
  • 硬さの問題: ステンレス製のワイヤーなどは硬すぎて、フラワーアレンジメントに必要な繊細なカーブやツイストができません。指を痛める原因にもなります。
  • 加工の手間: 裸の針金に自分でティッシュを巻いて地巻ワイヤー風にする方法もありますが、均一に巻くのは職人芸レベルの難易度です。買ったほうが早いです。

「たかが針金」と思いがちですが、専用品には専用品たる理由があるということですね。

楽天などネット通販での購入方法

近くに専門店がない方にとって、最後の砦にして最強の手段がネット通販です。楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングには、ABCクラフトなどの有名店が出店しており、実店舗と同じ品揃えを手に入れることができます。

ネット通販のメリットは、「欲しい番手と色を指名買いできる」ことです。「#28のホワイト」のようなニッチな指定でも、検索一発で見つかります。

一方で、気になるのが「送料」ですよね。数百円のワイヤー1束に、送料が数百円かかるのはちょっと…と躊躇してしまいます。

通販をお得に利用するコツ

多くのショップでは、ワイヤーのような薄くて軽い商品は「メール便(ネコポスやクリックポスト)」に対応しています。これなら送料は200円〜300円程度で済みます。また、フローラテープや花材とまとめて購入して、「3980円以上で送料無料」のラインを目指すのも賢い方法です。

フラワーワイヤーがどこに売ってるか総括

長くなりましたが、結局どこで買うのが正解なのか、目的別にまとめておきます。ご自身の状況に合わせて選んでみてください。

  • 失敗したくない・本格的に作りたい人: 迷わず「ユザワヤ」や「ABCクラフト」などの手芸専門店へ。通販なら楽天内の専門店が確実。
  • 子供の工作・とりあえず試したい人: 「ダイソー」や「セリア」でOK。ただし番手(太さ)は選べないので注意。
  • 庭仕事やリースの土台作り: 「カインズ」などのホームセンター。園芸用ワイヤーが安くて丈夫。
  • 今すぐ家にあるもので代用したい人: 見えない部分の固定なら「ビニタイ」も可。ただし茎にするのは諦めましょう。

フラワーワイヤーは、作品の「骨格」となる重要なパーツです。適切な場所で適切なものを手に入れて、ストレスなく作品作りを楽しんでくださいね。

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