6歳、4歳、2歳の我が子をぞろぞろ連れて、長居公園のなかに佇む大阪市立自然史博物館に恐竜の化石を見に行ってきました。
子連れでのお出かけは行き当たりばったりとはいかないので、どんな場所なのか、子供は楽しめるのか、何があるのかなどなど、お出かけ先についていろいろリサーチが必要ですよね。
さて、大阪市立自然史博物館はどうだったのか、子連れで出かけた私が紹介します!
大阪市立自然史博物館基本情報
大阪市立自然史博物館概要
- 開館時間:春夏9:30~17:00(入館16:30)、秋冬9:30~16:30(入館16:00)
- 休館日:毎週月曜、年末年始
- 料金:大人300円、学生200円、中学生以下無料
- アクセス:地下鉄御堂筋線長居駅から徒歩20分※子供のペースで
大阪市立自然史博物館は季節によって開館時間が異なり、3~10月が9:30~17:00、11~2月が9:30~16:30となっています。
休館日は毎週月曜日と年末年始ですが、月曜日が祝日の場合は開館してその翌日に休館するようです。
料金は大人300円、中学生以下無料と非常にリーズナブル!
でも、駅からは少し遠かったです。
長居公園にはすぐ入れますが、そこから大阪市立自然史博物館まで結構距離がありました。
地下鉄御堂筋線長居駅からだと850m、JR阪和線長居駅からだと1kmと、子供が歩くには少し辛いかもしれませんね。
我が家は長男と次男が歩きで末娘をバギーに乗せて行きましたが、6月というのに真夏日だったこともあって何回か休憩しながら行きました(笑)
子連れでのお出かけ先に大阪市立自然史博物館を選んだ理由!
我が家には車がないので『子供と電車で行けるところ』をテーマにお出かけ先を選んでいます。
ですが、未就学児3人を連れて長時間の電車移動はなかなか勇気がいるので、そう考えるとあまり選択肢は多くありません。
そんななか、ネットで見つけたのが大阪市立自然史博物館。
生き物好きの長男と次男は大賛成だったし、私も恐竜の化石に興味があったので行ってきました!
【大阪市立自然史博物館】恐竜の化石を子連れで見る!内部案内
大阪市立自然史博物館展示内容
- クジラの骨の標本が出迎えてくれる
- ナウマンホール
- 第1展示室 身近な自然
- 第2展示室 地球と生命の歴史
- 第3展示室 生命の進化
- 第4展示室 自然のめぐみ
- 第5展示室 生き物の暮らし
メインの展示室は5つに分かれており、それぞれ違ったテーマの展示物を楽しむことができます。
展示室以外にもテンションの上がる標本や復元模型がありました!
それでは、それぞれどんな展示がされていたのか紹介します。
クジラの骨の標本が出迎えてくれる(巨大なクジラの骨が3体!)
入館前から気持ちが高揚するような大きな大きなクジラの骨の標本がありました。
3体が天井からぶら下がっていて、一番大きなクジラは19mだそうです。
日本近海で採取、展示されているクジラ類では最大の標本なんだとか。
ナウマンホール(実物大?のナウマンゾウ復元模型)
入館するとすぐ目に飛び込んでくるのは、大阪市立自然史博物館のシンボルマークにもなっているナウマンゾウの復元模型です。
ここでは、大阪における人と自然の関わりをテーマに展示がされています。
なんでナウマンゾウなのかと思ったら、大阪平野の地層で足跡や歯の化石が見つかっていて、3万数千年前の大阪人はナウマンゾウの群れを狩る生活をしていたのではないかと考えられているそうです。
しかし、未就学児には難しい内容だったらしく、大きなナウマンゾウと対峙したあとはそそくさと次の展示場に向かいました(笑)
第1展示室 身近な自然(昆虫など身近な生き物の生活)
第1展示室は、普段生活しているなかで出会う身の回りの自然がテーマとなっており、虫や魚などがたくさん展示されていました。
虫が大好きな長男は大喜び。
見慣れているものや見たことないもの、テレビでしか知らないものなどを標本だけど肉眼でまじまじと見られるのは良いですね。
でかいゴキブリの模型があったので私は帰りたくなりましたが(笑)
第2展示室 地球と生命の歴史(恐竜の化石はココ)
第2展示室は時代を遡り、昔々の生き物から歴史を辿る形で展示がされていました。
我が家が見たかった恐竜の化石はこのコーナーです!
ダイナミックに何体もの恐竜がどーん(骨だけど)!
次男が嬉しそうに奇声を発していたので慌てて落ち着かせました。。。
実際に手で触れる展示物もあり、子供たちは無駄に撫でまわして感触を確かめてました(笑)
第3展示室 生命の進化(人間や動物などの骨やくらしなど)
ここからは2Fの展示室になり、まずは第3展示室の生命の進化について。
人間から始まり霊長類や海の生物、虫などのいろんな生き物のつくり、くらしやその進化について紹介されていました。
人や動物の骨なんて見る機会はあまりないので、大人でも面白さを感じましたよ!
世界最大のカニや食用として知られるソデイカの最大クラスの標本などもあり、子供たちは興味津々でした。
第4展示室 自然のめぐみ(いずれは「生命の多様性」で再編成)
第3展示室そばの廊下に第4展示室があり、自然のめぐみがテーマのようなのですが展示室とはいえないほどこじんまりしていて、っていうか廊下に野菜の模型が少し飾ってあっただけでした。
今は不完全な状態で、いずれは「生物の多様性」というテーマで再編成されるそうです。
なので、今回は普通に歩いて通り過ぎました(笑)
第5展示室 生き物のくらし(ゲームなどの体験型)
最後は生き物のくらしがテーマの第5展示室で、虫や動物の暮らしについて知ることができます。
ここはテーマに沿ったゲームがいくつかあり、子供たちはかわるがわるゲームで遊んでいました。
一番滞在時間が長かったです。
ゲームで遊べるところがあるのは子供が飽きないしいいなと思ったのですが、「故障中に付き使えません」が多かった。。。
メンテナンスが雑なのか、たまたまそういうタイミングで我が家が行ってしまったのか。
大阪市立自然史博物館に恐竜の化石を子連れで見に行ってよかった点
大阪市立自然史博物館おすすめポイント
- こじんまりして子連れで行きやすい
- ゲームなどがあって飽きない
- 混雑しておらず通路が広いのでベビーカーも楽々
- 近くに出店があってお腹も満足
- 植物園も一緒に楽しめる
それでは大阪市立自然史博物館について、子連れ視点でよかった点をお伝えします。
子供が楽しるかどうかはもちろん大事だけど、保護者としてはそれ以上に安全の面なども気になるところですよね。
こじんまりして子連れで行きやすい
だだっぴろい博物館だと、子供が迷子になったりどっかに走っていくのを追いかけまわしたりと、気を張っていないと何が起こるかわからないし、後半は子供が疲れて不機嫌になるなども考えられます。
しかし、大阪市立自然史博物館はいい具合にこじんまりしていて、2時間半もあればゆっくり見てまわれるくらいの規模です。
広すぎないので子供は目の届く範囲に置いておけるし、保護者も余計な部分で疲れなくて済みますよ!
ゲームなどがあって飽きない
第5展示室はゲームなどがあって体験型になっています。
展示物を見てばかりだと子供が飽きそうですが、第5展示室では遊べる部分もあるので子供は最後までわくわくのテンションを保っていました。
大人がやって面白いゲームもあったので、ぜひ親子でチャレンジしてみてください。
混雑しておらず通路が広いのでベビーカーも楽々
休日のお昼過ぎに行ったのですが、混雑していなかったので動きやすかったです。
通路も広かったので、ベビーカーやバギーでも楽に通れて肩身の狭い思いはしませんでした。
期間限定の展示とかイベントとかあるときは多少混むこともあるようですが、いつもは空いているみたいです。
近くに出店があってお腹も満足
我が家が行ったとき、近くにクレープやナンといった移動販売車や出店がありました。
クロックムッシュという食べ物もあり、教養のない私は聞いたことがなかったので思わず買って子供たちと食べました(笑)
出店はお祭りみたいだし外で食べる特別感などで子供が喜ぶので良いですね。
また、植物園のなかなので景色は最高ですよ。
植物園も一緒に楽しめる
大阪市立自然史博物館は長居公園植物園のなかにあるので、ついでに四季折々の草花を楽しめます。
博物館のあとは植物園をぐるっと歩いて帰りました。
ガーデニングをたしなんだり花を飾ったりなどの趣味はなかったのですが、色とりどりの景色は心が洗われるようで良かったです。
子供たちも見たことない植物に興味津々で、つんつんしたり匂いを嗅いだりして堪能していました。
こういう五感を刺激するものは子供にとってもとても良い影響がある気がします。
大阪市立自然史博物館に恐竜の化石を子連れで見に行って悪かった点
大阪市立自然史博物館の注意ポイント
- 駅から遠い
- 飲食できる場所が少ない
大阪市立自然史博物館は子連れで行くとちょっと辛かった部分もありました。
子供と一緒に行くなら覚悟しなければいけないポイントを紹介します。
駅から遠い
大阪市立自然史博物館は、最寄り駅が地下鉄御堂筋線長居駅とJR阪和線長居駅の2つで、それぞれ大阪市立自然史博物館まで徒歩850m、1,000mとなっています。
小さい子供が歩くのは厳しいかもしれませんね。
でも、長居公園にはすぐ入れるので、交通量が多いところを歩くわけではありません。
我が家は6歳長男と4歳次男が一生懸命歩いてくれました。
飲食できる場所が少ない
大阪市立自然史博物館の館内は基本的に飲食禁止で、自然史博物館そばの花と緑と自然の情報センターに軽食堂『フォーレスト』があり、そこでしか食べることができません。
軽食堂は持ち込み禁止なので、お弁当などを買ったり作ったりした場合は植物園内の広場や自然史博物館の出入り口付近にあるポーチなどを利用するしかありません。
なので、暑い日や寒い日は厳しいですね。
長居公園のまわりにはファミレスやファーストフード店があるので、そこを利用するのもありかもしれません。
我が家は博物館出入口付近のポーチでおやつを食べました。
大阪市立自然史博物館に恐竜の化石を子連れで見に行ったら白鳥に会えた
実は、子供たちが一番食いついたのは博物館に展示されている恐竜の化石ではなく、植物園の池にいた白鳥や亀や鯉などの生き物でした。
池にへばりついて生き物を見ている時間が一番長かったですね。
なんと、一匹だけどスッポンもいましたよ!
動かない標本を見た後だったので、生身の動物が余計に新鮮に見えたのかもしれません(笑)
私も、まさか白鳥が見られるとは思ってなかったのでラッキーな気持ちになりました!
おかげで思った以上に楽しめました♪
大阪市立自然史博物館に恐竜の化石を子連れで行った感想(全体評価★★★★☆)
館内の内容や規模などは子連れにとってちょうどいいので、大人ひとりで未就学児の子供を3人連れていてもとても見やすかったです。
植物園や移動販売車などでプラスαに楽しめたのも、我が家的には非常に高評価!
ただ、駅から遠いので★-1!
行くときはわくわくしているのから子供もそれなりに頑張ってくれるけど、帰りは厳しかったですね。
車で行くことも検討した方がいいかもしれません。
まとめ
大阪市立自然史博物館は恐竜の化石以外にも、その他の生き物のいろいろが紹介されていてとても楽しかったです。
ゲームなどもあって子供が飽きないし、広すぎず狭すぎないので子連れにはちょうどいい規模でした。
また、植物園のなかにあるので四季折々の草花を楽しんだり池にいる白鳥や亀などの生き物を見たりすることもでき、充実した日とすることができます。
飲食できる場所が少なく、館内は小さな軽食堂があるだけですが、外には移動販売車や出店などがあり、館外の植物園やポーチなどでは持ち込んだお弁当なども食べられます。
駅から遠く、約1kmを歩かないといけないので、車があれば車で行くのも検討してみてください。